電線を整理するための配線ダクトは、様々な材質で作られています。よく使われるのはナイロンで、主にナイロン66が用いられます。ナイロンは耐熱性が高く強度もあるので、電線が熱くなった時も安全に使うことができ電子部品などによく使われる材質です。プラスチックも配線ダクトによく使われます。

安全に使える温度の範囲が広いので室はもちろんのこと室外でも使えます。それにプラスチックは軽量で加工もしやすいことが特徴的です。ポリプロピレンという材質も使われていて、樹脂の一種で水を吸収しないことと高い耐熱性が特徴の材質です。強度もあり耐薬性もあり、加工がしやすくて自由に曲げられる商品もあり、食品保存容器などに使われています。

非常に高い年熱性をもち酸やアルカリにも強い塩化ビニールも、幅広い用途で使われていて、屋外でも50年以上も使用できるといわれています。大きな電力を使う場所では屋外に配電盤が設置されることが多いのですが、そのような場所では耐水性に優れ湿気にも強い材質の配線ダクトを選ぶようにします。各家庭に設けられている分電盤は、室内にありますがその場合も耐水性の高い配線ダクトを使うことで、安全に長期にわたって使うことができます。店舗などの照明に、ライティングレールと呼ばれる配線ダクトが使われることがあります。

室内で使う場合はナイロンやプラスチック製のものでもよいのですが、イベントなどで野外で証明を使う場合は塩化ビニールなど耐候性の高い素材のものを選ぶことが勧められます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です