余分なコードを束ねるときには、結束バンドが便利です。ハサミ以外の工具を必要としないし、樹脂製なら錆びたりしません。何度も移動しないようなときには、束ねて固定しておいた方が安心です。でも電気系のものをまとめるときには、いくつかの注意をしなければいけません。

結束バンドでコードを束ねるときには、強く縛らないように注意しましょう。電気系では中に導電線があり、電流が流れています。周りには樹脂の被覆があり、周りの導電物と接触して通電しないように保護しています。被覆の厚さは、保護できる程度です。

厚ければ厚いほど導電物との距離が稼げるので安全になります。束ね方を間違って被覆を圧迫してしまうとその保護が弱くなってしまう恐れがあります。結束バンドでコードを縛るときに電源線と信号線の混在も注意しなければならないことのひとつです。電流は流れるときに磁力が発生し、周辺の導電線に影響を与えます。

それが誤動作の原因になる恐れもあります。電流の量が大きければ大きいほど、大きな磁力が発生するため危険です。インターネットなどの接続に使われるような信号線とパソコンの電源のコードを一緒に束ねて接触させると、このような誤信号のリスクを増加させることになります。束ねるときには無理に一つにしようとせず、電源につなぐものとそれ以外で一緒にする種類を分けておくと安心です。

束ねたあとも、なるべく近くにならないような置き方を考えましょう。

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