配線ダクトを使用することで複数の配線を整理整頓して配線を保護したり、また見た目も良く以前はオフィスなどで使われるのが一般的でした。昨今はインターネットも大部分の家庭で使うので、家庭向け配線ダクトの使用も多くなっています。その種類には軟質(軟式素材)と硬質(硬式素材)の二種類があり、一般家庭には後者が適します。軟質タイプはシリコンや塩化ビニールの素材が用いられ、硬質タイプは強化ABS樹脂が用いられます。

強化ABS樹脂は酸やアルカリに対し耐薬品性があり、衝撃にも強い耐衝撃性、約70度から約100度の温度に強い耐熱性、ひいては耐寒性も有する特徴があります。このほかに強化ABS樹脂はいろいろな加工方法に対応可能で、光沢があり見た目もきれいです。様々なメリットを持つ硬質の配線ダクトが家庭で使用するのをおすすめする理由は、優れた性質ばかりではありません。今や一般家庭では家電製品が増えて、コンセント周囲の配線も多くなっているのが現状です。

家庭で配線ダクトを使えばホコリやゴミから発火を防いでくれる役割を果たします。発火の原因の一つにプラグとコンセントの間にホコリがたまり、それに湿気が加わると発火しやすくなるのです。硬質タイプは耐火性があるので、発火を未然に防ぎます。また幼い子供やペットが配線に触ると危険なので配線ダクトを設置すれば子供やペットが触ることはなくなり、家族も安心できます。

優れた硬質タイプですが、これを使用する際には一定間隔で通気口としての穴を開けて、熱を外に逃がすことが必要です。

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